「ハードコア ヘンリー」の紹介
- MAX
- 2018年1月6日
- 読了時間: 5分
更新日:2018年1月9日
POV・ FPS好きはハマるはず!最強 POV映画「ハードコア ヘンリー」
第一弾、ご紹介する映画は、2017年春に公開された世界初POV本格アクション映画「ハードコア ヘンリー」です。
POV映画の簡単な説明
ご存知の方も多いと思われますが、POVとは「ポイント オブ ビュー」の略です。つまり自分目線で物語が進んでいく映画であります。
POV映画は、1999年のアメリカ映画「ブレアウィッチプロジェクト」が始まりだと言われています。
それから数多くのPOV映画が誕生していき、2008年のアメリカ映画「クローバーフィールド -HAKAISHA-」で再び人気を呼び寄せ、「パラノーマルアクティビティ」で社会現象を起こすほどのヒット作品が誕生しました。
中でも、僕が本当にPOV映画にハマったきっかけの作品が「REC」シリーズであります。(以下の予告はREC2です。最高に予告がカッコいいので、あえて2を載せました)
他にも、「VHS」シリーズ、「サクラメント 死の楽園」、「マニアック」(リメイク版)などオススメ映画は数多くありますが、次の機会に紹介しようと思います。
中でもマニアックはとても感動しました...。
「ハードコア ヘンリー」について
では、さっそく本題に入ります。
まずは予告編を見ていただきたいです。
2017年4月1日公開/96分/ロシア・アメリカ合作/映倫:R15+
原題:HARDCORE HENRY
監督・脚本:イリヤ・ナイシュラー
出演:シャールト・コプリー、ダニーラ・コズロフスキー、ヘイリー・ベネット、ティム・ロス
あらすじ:
準備はいいか?あなたは今から、愛する人を取り戻すためこの“クレイジーな世界”に放り込まれる。妻であり、絶命したあなたの身体をサイボーグ化し蘇生させた一流の研究者である美女・エステルが、エイカンという奇妙な能力を使うヤツに誘拐されてしまった。道先案内人は変幻自在のジミー。あなたの身体を狙うエイカン率いる傭兵たちを倒し、エステルと“記憶の謎”を取り戻すことが出来れば、あなたの存在する目的と真実を知ることができるかもしれない。幸運を祈る。
予告を見ていただいて分かると思いますが、とにかくアクションが凄い!そしてなかなかグロい!
もうどうやって撮影をしているのかが全然分からないです笑
数多くPOVのアクション映画は存在しますが、ここまで本格的な作品は他にないでしょう。
とにかくPOV映画好きやFPSゲーム好きに必ず見て欲しい作品です。
この映画は全編GOPRO HERO3を用いて撮影をされました。

凄い変態的な装備ですね。
なぜGOPROが2つ装着されているかは調べたのですが分からなかったです。
予想として、一台だと視野が狭いため2台にしたのかと思います。
僕もこのセットが欲しい...。
この監督は、ロシアのロックバンド「Biting Elbows」のボーカルを務めているイリヤ・ナイシュラーという人物です。

いやー、イケメンですよね。
なぜ、バンドのボーカルがこのような映画を作ったかといいますと、彼は自分のバンドで同じようなPOVのミュージックビデオを制作していました。
監督自身もカメラを装着してスタントをこなしたそうです。
ちょい役でも出ていたような気がします。
話題になったと言われるMVはこちら。
もうこの時から凄いですね。他のMVも同じように POVの作品でとても面白いです。
どうやってこのアクションを撮ったんだ!?
僕は一応映画スタッフなので、ここが一番気になります。
一部アクションシーンを紹介します。(※ネタバレ動画です)
バイク好きにも是非観て欲しいアクションです。
メイキング映像がありました。(※映画を観終わってから見て頂きたいです)
スタントに力がすごく入ってますね笑
このようなスタントができるのはGOPROのように小さいカメラだからこそですね。
こんな小型なのに綺麗な映像が撮れる時代とは、そういった面では昔に比べて恵まれていると思います。
カットを割らずに進んでいるように見えるのですが、メイキングを見たところ結構カットを割ってそれを長回し(カットをかけずに長くカメラを回すこと)風につなげているんですね。
この技術を習得したい...,。
日本映画はこんな大胆なアクションは一生できないのだろうか...。
僕らの世代で日本の映画シーンを盛り上げて、未来の映画人がこのような撮影ができるように頑張るしかない...。
バンドマンだけに音楽のセンスが抜群!?
この映画は所々歌が入るのですが、もうセンス抜群ですね!カッコよすぎます!
カッコいい場面はいくつもありますが、オープニング映像を紹介します(※ネタバレです)
カッコいい...。
激しい歌にアクションする場面もいいのですが、しっとりした曲に合わせてシュールに敵を倒す場面などがあり、笑いとカッコよさの二つが合わさった感じを受けました。
僕の感想
星:5
もう僕の中でドツボの映画でした。映画館に何度も足を運びDVDを何度見返したことやら。
この映画こそ4DXをやってもらいたいですね。
4DXでオデッセイを見たときは、カメラのアングルに合わせて揺れた覚えがあり、逆に主人公に感情移入がしづらくなった覚えがあります...。
それに比べPOV映画は主人公に感情移入しやすいので、こういった映画こそ4DXをやっていただきたいものです。
話の内容は単純なので、良い意味で頭を使わずに集中できる映画だと思います。
この映画は、僕の人生の中でも最高級映画です。(まだ23年しか生きていませんが...)
皆さんも主人公ヘンリーと一緒にハラハラドキドキ悲しい世界を感じて頂きたいです!
次回「恐ろしく切ない映画、地獄愛」を紹介します。

それでは、次回も是非読んでください!
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